訪問診療

ご自宅で外来や入院で行う検査、治療が可能です。

はい。がんの末期の方を最期までご自宅でサポートいたします。モルヒネのこまめな調整、苦痛を減らすことのできる点滴（PCAポンプなど）ご希望があれば輸血なども含めて対応いたします。現在行われている積極的な治療を続けることも可能です。

初めての患者さまの場合は、病状に応じて救急指定病院をお勧めすることがあります。 訪問診療の開始は病状の把握なども含めて数日～1週間程度のお時間をいただくことが多いです。事前にご連絡をお願いします。

点滴などは希望せず最低限の苦痛だけ取り除いてほしいなどご本人、ご家族のご希望に合わせて診療を行います。在宅で大切な時間を調整していきます。

病状が進行し、受診にご家族や介護員のお手伝いが必要になってきましたら、早めにご契約いただければ定期的な訪問診療を開始します。24時間対応は訪問診療をご契約いただいた方のみの対応となっております。

当院は浦河赤十字病院と提携しております。またご希望や専門性などを考慮しつつ、他院へご紹介する場合もあります。

・受診に伴う、ご本人やご家族の負担、通院費、時間を節約できます。
・入院医療費や老人施設への入居費用を抑えられます。
・急な体調変化に即対応し検査・治療を開始します。
直接医師と電話相談も可能になります。また、独居生活の場合、安否確認にもなります。

ご希望の薬局から受け取ることができます。処方箋は郵送などにて対応しますので、薬局から直接受け取ることができます。配達に対応している薬局もご紹介いたします。

訪問回数は基本的には2回/月です。感染症、褥創、末期状態などの場合は、状況に応じて回数を増やします。

すでに利用中の訪問看護サービスをそのままご利用いただけます。ただし、２４時間対応行っていない訪問看護ステーションの場合は、夜間の対応に関して看護師さんの手をかりることができなくなります。複数ステーションが連携して訪問看護を行う方法もありますのでご心配であればまずご相談ください。

通常は、医師と訪問診療を担当する事務員が同行し２名で伺います。

通院中の主治医に了承いただければ、もちろん可能です。専門科の外来にかかっているかた、癌の治療中の方なども今の主治医をそのまま継続しつつ、夜間休日の心配を軽減できる訪問診療を合わせて利用することができます。

訪問診療の携帯番号を提供し、24時間365日対応いたします。往診はできるだけ速やかにお伺いしますが、救急車とは異なりすぐに駆けつけるということは困難です。また、他の患者さんの診療中あるいは往診依頼が重なっている場合、重症度や緊急性によってお待ちいただくことがあります。訪問看護を併せてご利用いただいていれば訪問看護師と連絡を取り合いながら早めの検査・治療を行います。

ご自宅で最期を迎えたい方やそのご家族をサポートいたします。本人、ご家族のご希望に合わせ治療方針など一緒に考えていきます。

重篤な病気がなくても、一人で公共交通機関を使って通院できない方であれば対象になります。公共交通機関では通院できなくいつもタクシーで通院している方、膝が痛くて通院できない方、物忘れがあり先生から聞いた内容を覚えていられなく付き添いが必要な方などでもご利用できます。

レスパイト入院やショートステイをお勧めする場合があります。ご家族の用事、体調管理の目的に１－２週間程度、提携病院や施設にて入院・宿泊を勧めていくことがあります。（入院・ショートステイのベッドの空きがない場合や、入院の適応がない場合があります）