看護師がご自宅に訪問して、その方の病気や障がいに応じた看護を行うことです。
健康状態の維持や回復に向けてお手伝いをします。
主治医の指示による医療処置にも対応しています。
また、自宅で最期を迎えたいという希望に沿った看護を行います。
薬を分かりやすく飲めるよう支援します。
食べ物の形状、水分の取り方、お口の体操など工夫点をお伝えします。
体をきれいにします。ご本人の体調に応じ入浴、シャワー浴の介助、寝たままでの清拭・洗髪などを行います。 デイサービスをお勧めすることもあります。
食事状況や排便状況を確認します。下剤の調整・摘便・浣腸を行うこともあります。
点滴などのご希望がない場合には、それらは行わず、 どうすれば心地よく過ごせるかを一緒に考えます。
うらかわエマオ診療所との連携がスムーズです。
介護予防から医療依存度の高い方まで支援します。
胃ろうカテーテルや膀胱ろうカテーテルの交換、
床ずれの壊死組織の除去などを、
ご自宅や施設で行える看護師がいます。
ご自宅でのお看取りを行っています。
ご自宅で輸血、人工呼吸器の装着など高度な医療が必要な方も
受け入れの相談に応じています。
良い看護を提供できるよう、看護師同士で毎月勉強会を開催しています。
エマオ訪問看護ステーションで
大切にしていること
利用者・家族・地域住民・スタッフみんなで笑顔を創造できる訪問看護ステーション
ご利用希望の方は、かかりつけ医または
担当ケアマネジャー、地域包括支援センター、
市区町村の介護保険や障がい福祉の担当窓口など、
または直接エマオ訪問看護ステーションへご相談ください。
かかった費用の自己負担は、保険の種類や所得・年齢によって異なりますが、原則1割から3割が自己負担です。
自己負担が軽くなる制度もありますので、ご相談ください。
○訪問看護ステーションからの訪問看護で、月4回、30~60分/回の訪問看護(加算料金なし)の場合
【介護保険(1割負担)】 | 約4,000円/月 |
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【医療保険(1割負担)】 | 約5,000円/月 |
※なお、負担割合や金額は令和6年度の制度を参考にしています。制度の改正等で変更されることがありますので、詳細はお問合せください。
浦河町 | 無料 |
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新ひだか町三石地区・様似地区 | 500円 | 上記地域以外 | 1,000円 |
2024 年診療報酬改定に伴い、エマオ訪問看護ステーションは、地方厚生局長等に届け出た訪問看護ステーションの看護師等(准看護師を除く)が、オンライン資格確認によって利用者の診療情報や薬剤情報等を取得した上で訪問看護の実施に関する計画的な管理を行い、質の高い医療を提供します。
これにより訪問看護医療DX情報活用加算として定められた額を所定額に加算します。
訪問看護医療 DX 情報活用加算 | 50円/月 |
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これに関係する施設基準は以下の通りです。
受けられます。主治医の訪問看護指示書があれば受けられます。
子どもから高齢者、病状や障がいが軽くても重くても、訪問看護を必要とするすべての人が受けられます。
ご本人の病気や状態、ご本人やご家族のご希望やステーションの空き状況によってどのくらい訪問すればよいかご相談していきます。
介護保険利用の場合は上記に加えてケアマネジャーさんと連携しながら決めていきます。
訪問看護は、看護師やリハビリ専門職(作業療法士)がご自宅を訪問し、医師の指示に基づいて医療的なケアやリハビリテーションを提供するサービスです。
これには、病状の観察、医療処置、服薬管理、終末期ケアなどが含まれます。
一方、訪問介護は、ホームヘルパーが日常生活の支援を行うサービスで、食事や入浴、排泄の介助、掃除や買い物などの生活援助を提供します。訪問介護は医療行為を行いません。
基本的には、要介護認定を受けている方は介護保険が適用されます。ただし、以下の場合は医療保険が適用されます:
自己負担額は、保険の種類や負担割合、訪問時間によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです:
※地域や加算項目によって変動します。詳細はお問い合わせください。
訪問看護は、慢性疾患、認知症、脳卒中後遺症、がん、難病、精神疾患など、さまざまな病気や症状に対応しています。ただし、以下の場合は対応が難しいことがあります:
詳細は、主治医やケアマネジャーとご相談ください。
ご利用を希望される場合は、まず以下のいずれかにご相談ください:
その後、医師の指示書の発行や契約手続きを経て、訪問看護が開始されます。通常、お申込みから初回訪問まではおよそ1週間程度ですが、緊急時には可能な限り迅速に対応いたします。
当ステーションでは、夜間や緊急時の対応体制を整えています。24時間対応が必要な場合は、事前にご相談ください。
当ステーションではチーム制でケアを行っており、日によって訪問する看護師が変わることがあります。ただし、「受け持ち制」を採用しており、利用者様ごとに担当看護師がついて継続的に関わります。チームで支えつつ、担当者が中心となって責任を持ってケアにあたりますのでご安心ください。
はい、受けられます。医師の指示に基づいて、作業療法士がご自宅を訪問し、必要なリハビリテーションを行います。
ただし、訪問枠には限りがありますので、ご希望の際はお早めにご相談ください。
訪問看護では、終末期のケア(ターミナルケア)を提供しています。痛みの緩和、精神的なサポート、ご家族への支援など、患者様が尊厳を持って最期を迎えられるよう、包括的なケアを行います。
当ステーションの訪問エリアは浦河町を中心としていますが、新ひだか町三石、様似町への訪問も可能な場合があります。詳細はお問い合わせください。
75歳で大腸がんになり、手術をしたのですが、80歳で再発し、また入院しました。
でも、治療が難しい状態だったのと、父を病院で看取った経験から、母は「最期は自宅で迎えたい」と望み、私も、それを叶えてあげたいと在宅療養を決意しました。退院する時に、病院の退院調整看護師(*1)さんから訪問看護の利用を勧められました。痛みがありますが、痛み止めの麻薬の貼り薬(*2)を使っているので、家の中は動けます。
私もパートで仕事をしているので、ヘルパーさんに3回/週、訪問看護師さんに2回/週来てもらって、在宅療養しています。
訪問看護では、身体の状態を着てもらい、痛み止めの使い方、痛みを軽くするケアの方法、食事や便秘へのアドバイスを受けています。また、入浴介助もお願いしています。
今は必要ありませんが、いずれ介護用ベッドや車いすなどもレンタルすることになるでしょう。
在宅療養を決める時は、急に容態が変わったらどうしよう、と心配でしたが、訪問看護師さんが24時間365日、対応してくれることが分かり、安心しました。
痛み止めの使い方や便秘などへの対応を具体的にアドバイスしてもらえるので、助かります。家では、心配事をその都度、ゆっくり相談できるのがいいですね。母は、小さなひ孫にも、ちょくちょく会えると喜んでいます。
在宅療養に必要なサービスや制度などを紹介連絡してくれる病院の看護師です。退院調整看護師が配置されていない場合は、病棟の看護師が対応します。
麻薬と聞くと「死期が早まる」「依存症になるのでは?」などのイメージを持つことがありますが、そんなことはありません。内服薬、坐薬、貼り薬、注射薬など、適切な痛み止めの使用で、穏やかに過ごせて、寿命を延ばす方も少なくありません。
介護保険の利用者であっても、がん末期などいくつかの病気や状態によっては医療保険が適用されます。
日本訪問看護財団「こんにちは!訪問看護です」より参考
訪問看護についてもっと詳しく知りたい方は、下記のホームページをご覧ください。
日本訪問看護財団 訪問看護とは
(https://www.jvnf.or.jp/homon/_1_4.html)
いつでもかけつけてくれました。
安心して家で看ることができました。エマオのスタッフは在宅のプロだと思いました。いつも体をきれいにしてくれました。
エマオのスタッフがいたから支えられて自宅にいることができました。
最期まで一緒に居られてよかったです。
こんなにいい仕組みがあるとは思いませんでした。
もっと早く受けたかったです。
年末年始、自宅に帰れて良かったです。
またお願いしたいです。
お母さんに自宅で自分もケアしてあげられて良かったです。
夜中も来てくれて安心しています。
ありがとうございます。
エマオ訪問看護ステーションは2018年に開設されました。
多くの利用者さん・ご家族・地域住民・スタッフと一緒に、生まれた時から最期を迎える時まで日常の中にある笑顔を守り、増やせるよう日々活動してきました。
現在、在宅で受けられる治療の選択肢は格段に増え、利用者やご家族がどの治療を選ぶべきか迷うことがあります。
そのような時、私たちは一緒に最善を考え、看護を提供しています。
利用者と過ごす時間は、私たちにとっても非常に貴重です。
地域の皆様の支えを受けながら、エマオ訪問看護ステーションは質の高い看護サービスを提供し続け、 成長を続けていきます。
北海道医療大学卒業後、循環器病院に就職。大学病院特定集中治療室に勤務。北海道医療大学大学院NPコース修了後、うらかわエマオ診療所に就職。エマオ訪問看護ステーション所長として管理業務・訪問看護師として活動する。日本APN後援会理事、看護大学大学院の非常勤講師を務める。
急性期病院で勤務後、地域医療に興味があり、浦河町に来ました。利用者さん、ご家族、スタッフと笑顔を増やしていけるよう日々奮闘しています。様々な経験のあるスタッフが多いので、毎日学ぶことが多いです。
患者さんやご家族のさりげない、かけがえのない日常を支えたい・・・という気持ちで訪問看護の道へたどりつきました。在宅医療・看護やみとり等日々進化していることへの勉強もしつつ、地域の方への普及啓発も。笑顔たくさんのスタッフに支えられています。
病棟、デイサービス等を経て訪問看護に携わるようになり10年以上たちましたが、日々新しい経験をさせていただいています。医療機器の進歩についていくのが大変ですが、他スタッフに助けられながら頑張っています。
利用者様と一緒に個々のニーズに合わせたケアを見い出し、提供できることに訪問看護の魅力を感じています。
笑いの絶えない明るい職場で日々学びを深め、楽しく働くことができています。
利用者様の「住み慣れた家で最後まで暮らしたい」との思いに沿えるよう、悩みながらも笑顔を絶やさないよう他スタッフと共に頑張っています。
「自宅で安心して生活出来る様に」を心掛けて訪問しています。ある程度年齢がいっていても、人生経験全てが生かせている気がします。院内の勉強会などで、新しい情報も得る事が出来ています。
訪問看護は未経験でしたが、勉強させられる事が多く、楽しいです。二児の子育て中で、家庭との両立が出来るようにパート勤務ですが、スタッフも優しくとても働きやすいです。
念願の訪問看護に携わることができ、日々充実しています。スタッフの人達も優しく、たくさんサポートしてもらいながら、様々な経験をさせて頂き、学ぶことが多くやりがいを感じています。
色々な分野の経験をしてきましたが、最終的には訪問看護をしたいという願いがかない、覚えることが沢山ありますが、日々充実しています。スタッフの看護に対する考え方や、専門性を活かせる職場だと感じています。
出産と育児でブランクがある中での復帰でしたが、スタッフの皆さんも優しくとても働きやすい職場です。
訪問看護に携わるのは初めてでしたが、経験豊富なスタッフが多く日々勉強させていただいています。
看護師・作業療法士が、楽しく、少しでも働きやすくなるようサポートさせていただいています。
専門性を生かしてくれる同僚に恵まれています。精神と身体、両方を見ることができる療法士を目指し勉強させてもらっています。
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「住み慣れた家で最期を迎えたい。」
そんな望みを訪問看護師が支えます。